データ型は指定しないけど把握しておく

変数の学習の際、PHPではデータ型を指定せず$を名前に付けるだけで良いと覚えましたが、実際に入っている値のデータ型を把握していないと不便になる場面が出てきます。

例えば計算を正確に行いたい場合や、○○と○○という変数が同じ値の場合○○するという処理を記述する際に比較する変数たちの値のデータ型を把握していないと正確に比較できません。

こういった理由などから、PHPのデータ型を覚えましょう。

PHPのデータ型

PHPのデータ型には大きく分けてスカラー型、複合型。特殊型というのがあります。今回はスカラー型について説明します。
PHPの、1つの変数に対して1つの値だけを扱えるスカラー型には以下のデータ型があります。

string(文字列型)ありがとう、こんにちは、phpなどといった文字列。
Integer(整数)小数点を含まない整数。-1、1というような数値。10進数だけじゃなく16進数や8進数も扱える。-を付ければマイナスを表します。
float, double(浮動小数点型)小数点を含み、小数点以下の値がある数値。
boolean(論理型)「true」、「false」という2つの値だけ扱うデータ型。$x = 2が真(true)の場合は、といったような条件で判断するときに使用する。

文字列リテラル

リテラルとは「こんにちは」や「100」といったように値を直に記述したものです。

文字列リテラルは、シングルクォーテーション、またはダブルクオーテーションで囲んで記述します。

$str1 = 'こんにちは';
$str1 = 'abcdefg';

シングルクォーテーションで囲んでみましたが、文字列にシングルクォーテーションを含みたい場合はどうすればよいでしょうか。その場合は下記のようにダブルクオーテーションを使います。

$str1 = "I'm from Japan";

逆にダブルクオーテーションを含みたい場合はシングルクォーテーションで囲んであげればいいわけです。

まとめ

  • データ型には大きく分けてスカラー型、複合型、特殊型がある。
  • スカラー型には文字列型、整数型、浮動小数点型、論理型がある。
  • 文字列リテラルは「”」、または「’」で囲む。
  • 文字列に「”」や「’」を含みたい場合は、含んだ方の逆で周りを囲む。

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